はじめに
このコーナーは耳の形態の話をいたします。形成外科では耳の形を手術で治すこともしておりますが耳の形についてピアスを施行する際に気づいた疑問から話をいたします。女性であれば年頃になるとピアスはファッションとして一度はしてみようかと考えられるでしょう。
疑問1
あたなは鏡で顔を毎日見る時に当然耳もご覧になっているでしょう。このとき右の耳と左の耳がどのように異なるか観察したことがあるでしょうか。特に、耳たぶ(医学用語では耳垂:じすいといいます)のかたちはどうでしょうか。実は耳の左右差の研究をしたところ同じ人はまずありませんでした。
疑問2
耳の左右差があるとき解剖学の形態についてのデーターがありませんでした。しからばどのようにして左右差のある耳のピアス点をとってピアスをするかピアスを行う立場からの答えがありませんでした。
疑問3
ピアスはピアスガンを利用すると簡単にできるのですが、ピアスするポイントの位置、ピアスを刺入する角度などどのようにしたらよいかを検討すると簡単なようで難しいものです。
ピアスアラカルト1.
歴史:日本では古墳時代後期には表面を,金色、銀色に仕上げた簡単な耳飾はたいていの古墳に出土するほどでありました。ところがその耳飾も7世紀の終末期古墳では急速に姿を消しており,耳飾を代表する金銀の装飾具は100年あまりの短い流行でありました。 明治以降,洋装が取り入れられるようになると「,再び耳飾のような装身具が女性の間で普及していき今日に至っています。
ところで耳飾をつける耳たぶを医学用語では耳垂(じすい)といいます。どの解剖学の教科書を見ても耳垂の場所は指示されていますが、どの部分までを耳垂というかの定義がありません。そこで耳垂の左右差を研究するときに耳垂の定義をしました。また、耳垂は大きく分けて3つのタイプに分けられます。
読売新聞より